ジャンプ流!

2016年1月8日 読書
昨日、2016年1月7日発売の 「ジャンプ流」を購入してきました。

第1号は、みんな大好き 鳥山明先生の特集です。
複製原画やモ写用紙、複製スペシャルサインと豪華です。
そして、一番私が楽しみにしていたのはDVD付きということ。
鳥山明先生の過去の作画映像を、現在の鳥山明先生とドラゴンボール三代目担当の武田さんと共に解説。一週間で睡眠時間が20分だった激烈に忙しかった頃のお話や、デビュー秘話や裏話も聞けます。
他には漫画テクなど、豪華な41分間です。

創刊号は650円+税。
2号目はナルトの岸本斎史先生、3号目はワンピースの尾田栄一郎先生へと続きます。
他にも豪華すぎるラインナップです。
私は、荒木飛呂彦先生と森田まさのり先生と桂正和先生と、空知英秋先生が気になる!あ〜秋本治先生も。とにかく凄いメンバーです。
今後もジャンプ流 に期待したいと思います。

虚ろまんてぃっく

2015年12月14日 読書
久しぶりに風邪で寝込みました。
そんな寝込みのお供になってくれたのが、この本です。
普段は熱は出ないのですが、熱が出たのはこの本のせいでしょうか?笑

「虚ろまんてぃっく」吉村萬壱

天才・吉村萬壱先生の短編集です。

醜さの中にある美しさをほんの僅かでも見つけたい、だけど、なかった!むしろ美しさの基準って何?ってな事が文学的に綴られています。いますか⁈ 美しいものを手に入れられないから、もしかしてだけど、美しさのハードル下げていってるだけなんじゃないの?と、問いたくなりつつ、エログロの怖いもの見たさで、本のページをめくる手が止まらないよぅ。

中でも初老の男が、若い女性に意識されるどころか自分が空気のような存在になっていることに気がつき、少しでも意識してくれるおばあちゃんを狙っていく話ですとか、初老の男が若い女性をなんとか家に連れ込む事に成功する話「大穴(ダイアナ)」。やってる事はギャグなんだか真面目なんだか、よくわからないけれどリアルな雰囲気が伝わってくるという、これぞ緊張と緩和⁈
これが美男美女なら美談になるのに、初老の男と太った女性ではコメディになるんですね。2人の描写もまた凄くリアルで酷い。笑
いやぁ、色々な気持ちにさせてもらいました。
結局、大変面白かったです。

知り合いには決して、オススメできません。そして、友だちが遊びに来たら本棚から隠したくなる本です。(めっちゃ褒めてます)
こっそり愉しみましょう。
「あなたのことはそれほど 3巻」いくえみ綾

オトナのいくえみ漫画です。
1巻から2巻までと同じく、2巻から3巻までの発売日が長かったもので、忘れかけていましたが、さすがのいくえみ漫画。読み出したら、じわじわこれまでのお話を思い出してきました。
綺麗事では済まされない男女の仲。
ちゃおとか、りぼんを愛読している女の子たちには絶対に読ませたくない内容です。笑
読んでいて恋人とか結婚相手って、まさに破れ鍋に綴じ蓋だなっ思いました。たいてい同レベルの人がくっついているから揉めるとタチの悪いリアルが痛々しく読んでいて緊張感ありました。
3巻も面白かったです。
すったもんだ中の人や、お花畑を乗り越えた人が読むと更に味わい深い漫画かと思います。笑
ちなみにこの漫画はホラーです。

--------

某博物館のチケットを頂いたので、前まで行ってみたらなんと休館日。汗
誰も下調べする事もなく(もちろん私も)、誰もそんなにガッカリする事もなく、結局みんな乗り気でなかった事実だけが浮き彫りになりました。笑
散歩してランチして帰宅。
みんな半分優しさでできているから、あんまり行きたくないって言い出せなかったんです。笑

魔法のケーキ

2015年11月17日 読書
焼くと3つの“層”ができる、不思議でおいしいお菓子

「魔法のケーキ」

今、じわじわときている魔法のケーキが作れます。

一か月ほど前に発売されたレシピ本。
ひとつの生地を型に流し込んで湯煎焼きすると、3つの層になり、3つの食感が楽しめます。
本の表紙だけ見ていると実に小洒落た感じですが、材料は本当に家にある肩のこらないものだけでできます。
しかも焼き時間と準備時間を合わせても一時間切るくらいです。
今日もおやつに焼きました。
ありがとう いいレシピ本です。
スチーム中華が美味しい季節。
今日は、ウー・ウェン先生のレシピで浮き粉の海老蒸し餃子を作りました。
半透明の皮に蒸された海老の赤色がなんとも綺麗。
ウー・ウェン先生のレシピ好きです。

飲茶が好きで、ちょこちょこ神戸の南京町に遊びに行ってます。
先日塗り替えをやっていて、旧正月に向けてかなぁなんて思っていたのですが、豚まんサミット が開催されているようで、この為だったのかなぁと。

☆KOBE 豚まんサミット
http://www.kobebutaman-summit.com

11月11日は豚まんの日だそうです。
豚まんサミットは日曜日まで開催されているようです。
神戸ビーフの豚まんですとか、イタリアン豚まんですとか、変わり豚まんがたくさん楽しめるみたいです。
中華って本当にいいものですね♡

///////////////

外れた場所に遊びに出かけると、知っている人に偶然出会う。
まさか、こんなところでって...。
いつどこで誰に会うかわかりませんね。汗

息がとまるほど

2015年11月2日 読書
「息がとまるほど」

唯川恵さんの短編集です。
悔しくて、哀しくて、切なくて、嫉妬したり、息がとまるほど苦しい状態の女性たちが登場します。

特に「雨に惑う」は、年齢=彼氏いない歴37歳の主人公の精神状態が徐々にわかってきて、ぞっとしました。
このお話を寝る前に読んでいて、ちゃっかり悪夢をみました。笑

この短編集、オチがしっかりしてます。
えっ?ここで終わり?みたいな突然終わってしまうような自分でオチを考えるようなお話も好きなのですが、なかなか当たりとハズレの差がが激しいです。
確実に綺麗なオチを用意してくれている唯川恵さんの小説は読後の満足度が高いです。
女性の為の落語みたいな。笑
久しぶりにアニメを見ました。
外で食事をしていると、ちょうど真後ろに座ったカップルが、私が最近見たこの二本のアニメの話をしていて、耳がマギー審司になりかけて、人の会話盗み聞きしてはいけないわと、必死で耳をマギー司郎に戻しました。

☆おそ松さん 第1話
http://www.youtube.com/watch?v=XVbRDCi8Em8
↑小慣れた感じがたまらなく面白かったです。
アニメの中で、こんなリメイクしたら赤塚不二夫先生怒るかな?みたいな事を言っていて
「平気だよ。もう死んだから」って言ってました。笑

☆北斗の拳イチゴ味
http://www.youtube.com/watch?v=VWgpg34qXt8

愛ゆえに

燃えつきるまで

2015年10月14日 読書
31歳。
5年付き合っていた彼氏に突然フラれました。ファッー‼︎
仕事もキャリアを重ね、彼との交際は順調そのもので結婚するつもりでいましたが、どうやら彼は前から違和感があって別れるつもりだったみたいです。ファッー‼︎
しかも、その彼は別れてすぐに別れてすぐに別の女性と付き合いだしました。ファッー‼︎
しかも、自分に似たタイプのキャリア組で離婚歴のある女性です。ファッー‼︎
そして2人はどうやら結婚するらしいです。ファッー‼︎

と、いちいち、ファッー‼︎ファッー‼︎叫びたくなるような、傷口に塩を塗るどころか、ばい菌まで傷口に塗りこんでくるような痛い痛いお話です。

「燃えつきるまで」唯川恵

唯川恵さんの小説を読むのは初めてでした。
この本が失恋というわかりやすくシンプルな中心軸で回るお話だった事もあり、大変読みやすく、いっきに読めてしまいました。
分かり易い内容とは裏腹に女性のドロドロとした心理描写は匠の領域です。笑
単純に怖い=ホラーであるならば、これはホラー小説だと思います。笑
自分を受け入れてくれなくなった人間に執着してしまう恐怖。
山本文緒さんや綿矢りささんの小説を読むと、凄いなぁ。なにもここまで書かなくていいのになぁと思う、あの引くような感情が読みながら芽生えました。
あぁ、お願いします。もう彼女をこれ以上虐めるのやめて、志村うしろ〜!うしろ〜!みたいな本と一体するエンターテインメント感覚も楽しめました。
やはりフィクションですから、後半は上手くまとまっているなぁと思いました。落語のようなオチにも拍手。
自分にとってはなんてことない人間が、誰かにとっての特別な人であったり、逆もまた然り、慣れた相手にあぐらをかいていたら危険だよという戒めにもなりますし、失恋した人には、ちょっとした回復のヒントにもなるような本かもしれません。
唯川恵さんの他の小説も読んでみたいです。

失恋日記

2015年10月7日 読書
「失恋日記」柏木ハルコ

初めて柏木ハルコさんの漫画を読んだので、表紙を見て想像していた内容とは違いましたが、パンチの効いた短編集で楽しかったです。

特に好きな作品は、1本目の「別れる」。
フラれた事をなかなか受け入れられない女の子が、元カレにしつこく迫ってしまい自分で自分を戒める為に新薬に手を出します。
その新薬とは、ストーカー対策として過剰な恋愛感情を抑制する為に開発された薬なんですね。
新薬を飲まなくても、みんな実際こんなもんじゃないのかなぁと思わせてくれるような女の子の気持ちの移り変わりが楽しかったです。

5本目の「裸のえろ」は、とにかく男の人を悦ばせようと、執拗にエロい事をしようとする女の子。
シチュエーションや全体的な絵は滑稽で笑えるんですが、笑えてしまう為に痛々しくてより切ないんですね。

全部で6本、ありそうでなさそうな失恋のお話でした。
IPOの略とは

「I」 一生に一度の
「P」 プロポーズは
「O」 男から

という意味では決してございませんが、福山雅治さんがご結婚されましたね。
昨日ニュースを観ていて、明日から何を糧にして生きていったらいいのかわからないですとか、ひたすらツライというコメントをたくさん目にしました。皆さんアツイ!

前に株を始めたいと日記に書きましたが、遅咲きながら始める事ができて株価を見るのが楽しみだったりします。色々と教えてもらったり。
今日は福山さん関係でアミューズの株が話題になりました。
結婚のニュースが原因か?アミューズの株が暴落しましたね。
ファンクラブを辞める人が増えるのを見越してだとか。
福山さんの影響力凄まじいなぁ。

ちなみに私は、その辺りの世代の日本の俳優さんは、江口洋介さんが好きです。えっ?聞いてない⁈

ところで、IPOってなんの略でしたっけ⁈笑
NHKの趣味どきっ! 「一声入魂!アニメ声優塾 」を、ずっと録画していたんです。
司会がしょこたんで、ゲスト講師が野沢雅子さん・井上和彦さん・千葉繁さん・関智一さん・神谷明さん・平野文さん・勝生真沙子さん・古川登志夫さんでした。

すんごい豪華!

北斗の拳に、ラムちゃんに、シティハンターにドラゴンボールなどなど。
特に私は、最終回の古川登志夫さんの声が大好きなので、ニヤニヤしながら見てしまいました。春助くんですよ〜。嬉しいなぁ。
できる事なら、ずっと続いて欲しい番組でした。
いやぁ〜楽しかった。
あれ?ベランダで水やりをしているサングラスのおじさんは誰?
よく見ると、山本晋也監督⁈
いつも、水やりばかりさせちゃって本当にごめんなさい。
と、そっちのシンヤではありません。

「水やりはいつも深夜だけど」 窪美澄

しかし、窪美澄さんの本はハズレがないですね。
いつも面白く読ませて頂いております。

この本は短編が5本。
いずれも、夫婦や結婚、家族にまつわるお話です。
夫婦共稼ぎで、それぞれ頑張っているのに、思うように相手に伝わらずケンカになってしまったり、ステップファミリーで思うことが言えなかったり。妻から尊敬されていないような気がして、一目置いてくれる異性が欲しくて、独身と偽りコンパに行ってみたりと。
ドーンと落とされて、ドロドロしていた気持ちがゆっくりと浄化されて、最後に希望がキラっと見えるような構成になっております。
読んでいて、何度も胸がざわつきました。これでは窪美澄さんの思うツボですね。笑
心の浄化をお手伝いしてくれるような一冊でした。

あがる香港!

2015年8月12日 読書
「FRaU フラウ 9月号」
香港特集だったので、思わず買って帰ってきました。
いいな〜香港。行きたいな〜香港。
ちなみに表紙は著作権問題で消えてますが、滝沢秀明さんです。
本日発売です。

「文藝春秋 9月号」
ミーハーですいません。
芥川賞受賞作品の又吉直樹さんの「火花」と羽田圭介さんの「スクラップ・アンド・ビルド」の両作品全部が読めるという事で購入。
発売日の翌日に書店に買いに行くと売り切れでして、2日前にたまたま入ったコンビニで入手。
雑誌に関しては、お二人には原稿料のみで、印税は入らないようですね。ごめんなさい。
この文藝春秋、歴代1位の売り上げになりそうな勢いですね。

............

帰省している大好きな幼馴染みと遊びに行ってきました。
至福のひととき。

愛情セミナー

2015年7月31日 読書
何軒か買い物に行き、ふと帰ってから手元を見ると、あれっ?ひとつ足りない。
急いでお店に連絡したけれど、見つからず紛失。
こんな事なかったのになぁ、あぁ、ダメだな今日は、と落ち込んで。
そんな疲れた中、ブルームーンをちょこちょこ見ながら読み終えた本です。

「愛情セミナー」遠藤周作

遠藤周作さんの独特の語り口と、ユーモア溢れる内容。
まるで、優しいウディ・アレンみたいなんです。笑
愛情についての本で、男女の違いや、恋愛、結婚などなど。
1977年の本で、例えなどはクラッシックな部分もありますが、錆びない面白さです。
それだけ、男女間は昔から変わっていないという事なのかも。笑
あ〜。あの時こうしてたら良かったのかも⁈とか、わかるわかるなんて、ニンマリしました。
本書の中で、愛にまつわるオススメの本なども紹介して下さっていて、また次回読みたい本が増えました。

愛とは忍耐⁈継続⁈
やっぱり熟成させてなんぼなんでしょうか。
解説は江國香織さんが書かれていました。
できる事なら、20歳くらいの時に出会いたかった本です。笑
楽しく心に沁みる一冊でした。
キャバクラは、お好きですか?

「死にたくなったら電話して」
李龍徳(イ・ヨンドク)


そこそこ男前で、3浪の主人公。
バイトの先輩の誘いで、キャバクラに行きます。
美人のキャバ嬢に、えらく気に入られ、キャバ嬢の猛アタックで付き合う事になりますが...。
いつの間にか立場が逆転。
魔女狩りだとか、処刑や拷問に興味がありすぎる変態趣味のキャバ嬢の不思議な魅力にとりつかれていきます。
彼女さえいれば良いと、のめり込んでいきます。
気がつけば、自分の周りの同僚やら先輩やら友達がいなくなっていきます。
ホラーな、恋愛あるある。

わりと取り繕って気遣いのできるで性格のなかなか良い主人公が、図々しく近寄ってくる周囲の人間に何度かブチキレるシーンがあるんですが、やるねぇ!と言いたくなる爽快感でした。ブチ切れた結果は何とも言えませんが。笑

ヒロインについてもう少し掘り下げてくれていたらなぁと、ストーリーが面白かったので、興味が湧きました。
大阪が舞台の作品で、知っている地名ばかりで、場所の想像ができて楽しかったです。
ラストは怖い?怖くない?最後の主人公は、どんな想いなのかは、人によって受け取り方が違うでしょうが、変態趣味の美人に翻弄されて、ズタボロにされる人生なんて、なかなか凡人には味わえない貴重な出来事なので、彼はなかなかの幸せ者なんじゃないかなぁと思います。笑

こんなに苦しいのならば、愛などいらぬ⁈

あまいぞ!男吾

2015年7月14日 読書
夕涼みに本屋さんに行ってきました。
なんと!
「あまいぞ!男吾」が、コロコロアニキ8月号で復活していました。
凄い!
コロコロで一番好きだった漫画。

絵のタッチが好みじゃないと、漫画は読み進められない派ですが、なんといってもコロコロの中で絵が一番綺麗で躍動感あって大好きでした。
懐かしいな〜。
ちなみに弟のコロコロ拝借して読んでました。
いつも香りモノで失敗が多い私。
数年眠っていたアロマキャンドルを取り出してきたのですが、やっぱりこれじゃない感が凄くて、ガラス瓶からロウソクの部分を掻き出して捨てました。
コロンなどの香りモノも、お店で匂いを嗅いでいるうちにきっと鼻がバカになっているのか、買って帰った後に家でつけた時のこれじゃない感が凄いです。
今思うと、あの選んだ時間もお金も、置いておいたスペースも、ロウを掻き出す作業も全部無駄だったんだなぁと。
無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄
脳内ジョジョがっ。
そして、この日記も無駄⁈無駄なの⁈

そもそも、癒しの為に買ったようなアロマキャンドルに火を一度もつけずに棄てる事になるなんて。
そして、認めたくありませんが、火が怖いという野生的な自分に勝つために買ってみたという事もありました。
あぁ、理科の実験の時にマッチが使えず班の子に点火作業を全部任せたあの時の私。
家で長時間、火をつけていてカーテンに火が燃え移って取り返しのつかない火災へと発展したらどうしようという妄想。そう思うと誕生日のケーキに火を灯して、ハッピーバースデーを唄ってからスグに火を吹き消すぐらいが時間の限界か?
待てよ、お坊さんがお経を詠む間はロウソクに火がついていても平気なのはなぜ?お坊さんが近くにいる安心感?

このままでは、アロマキャンドルで少しも癒されません。
むしろアロマキャンドルが心の負担になっています。
負担?負担というより、アロマキャンドルに心を支配されています。
憎すぎて、色々と調べているうちに、自宅で簡単に作れるという事がわかりました。
一から作れば、愛着が湧いてもっと大切にできるかもしれません。
その可能性に賭けてみたい!そんな想いです。
いわばアロマキャンドルの育て直しです。

本を読んでいると、アロマキャンドル作りは楽しそうです。
ですが、今日のこの日記が大げさになってきて疲れました。笑
また近いうちに作ります。
ではでは、おやすみなさい。
面白かったです!
「わたしが・棄てた・女 」 遠藤周作
ざっくりあらすじ。
エノケンが流行っていた時代のお話。
第二次世界大戦後くらいでしょうか。
性欲が溢れすぎるそこそこの大学生、吉岡務は、女性と寝たいが為にミーハー雑誌の文通欄から手ごろな女の子を選び、会うまでに漕ぎ着けます。
ですが、実際に現れたのは、小柄で小太りのお世辞にもかわいいと言えないどんくさそうで田舎くさい上に学歴もなく工場で働く森田ミツ。
とりあえず性欲を満たすために、吉岡務は子供の頃に小児麻痺にあった経験を餌に森田ミツの同情を惹きます。人の良いミツは、吉岡の助けになればとその後、二人は寝る事になります。ですが、性欲に任せて適当な女と汚らしい場所で寝た事に吉岡は憎悪感を覚えます。
吉岡は過去を消したくて、その後ミツの前から行方をくらましますが、一方で吉岡の事を想い続けるミツ。ミツはその後、その人の良さから転落人生を歩んでいきます。
大学を卒業した吉岡は、同じ会社で働く美人で社長の親戚のお嬢さん三浦マリ子をものにしようと近づいていきます。
ミツの前では、ヒドイ振舞いをしていて平気な吉岡。ですが、三浦マリ子の前では、本来の自分を見せる事ができず、嫌われまいとカッコをつけ続けてしまいます。そのストレスでソープに行きますが、帰りに男の同僚に見つかってしまい揺すられます。ソープにも出入りせず、お金もかけずになんとか性欲を満たす手段として、またミツに近づきますが・・・・。
ライトで明るい冒頭部に、ん?これはユーモア小説の類なんだろうかなぁと思ったくらいでした。前半と後半のギャプが凄いです。
イマイチな女性に言い寄られて、うっとおしく思う吉岡の気持ちもわからないでもないし、大好きな男性を一途に思うミツの気持ちもわかります。そしてまた、三浦マリ子の前でカッコつける吉岡の気持ちも、吉岡といい感じの恋を楽しんでいる三浦マリ子の気持ちもわからなくもないですよね~。
人間の持つ多面性を人物を置き換えて、色々な角度から魅せてくれるような物語でした。
ミツは、吉岡の事を微塵もつまらない男と思っておらず、出会ってから最後まで想いつづけます。それって実は女性とっては最高に幸せなんじゃないのかなぁと思ったり・・・。
ミツとマリ子はどちらが幸せなのかなぁと考えたり。
途中でカトリックのお話が出てきたりと、神とは?情とは?愛とは?想いとは?と考えたくなるような全編を通じて哲学的であり、読んで良かったと思える作品でした。
ラストのミツのスタイリッシュでない一言、笑い泣きしてしまうような、かっこの悪さにぐっときました。
容姿はイマイチでも、愛情と想い続ける事で、吉岡さんのハートにガッツリ爪痕を残したミツに大きな拍手を贈りたいです。笑
やまもり先生の日記からオードリー(トゥースじゃない方)に飛んできました。
今は、すごいですね!

さてさて、色々な事がありますが、パンやお菓子は続けて焼いています。
そんな中、斬新なパン作りの本を見つけました。

「少しのイースト×市販のジュースで! 手作り「ジュース酵母」のパンレシピ 」

ガラス瓶にフルーツとお砂糖を入れて天然酵母を起こして、パンを作る。これはいたって普通の作り方ですが、なんと!こちらの本はジュースで酵母を起こすという、ありそうでなかった斬新な発想です。
パンをよく焼かれる人ならば、あえてジュースで?しかもドライイーストで、ジュース酵母⁈ってなると思います。笑
あえてこの過程こなす?って思われるかもしれません。
酵母起こしから焼き上がりまで、寝かせる時間など含めて、ざっと計算すると18時間半程です。

今日は、こちらのレシピを参考に葡萄ジュースのレーズンパンを楽しく焼きました。
新しいレシピは、良い刺激になります。
ユニークなパン作りの本でした。

ブルーベリー

2015年6月9日 読書
何気にベランダに置いていたブルーベリーが実りはじめました。
私にとっては、初ブルーベリーでして、全く期待していなかったんです。
収穫も期待していませんでしたが、何より良かったのは過程が見れた事です。
がくの部分がぷっくり膨らんできて、ブルーベリーの実になるんです。
全くブルーベリーのシステムを理解していなかったので、やや興奮しました。笑
知識はパワー。

写真は、昔に読んだ重松清さんの「ブルーベリー」。

1 2 3 4 5 6 7 8 9

 

お気に入り日記の更新

この日記について

日記内を検索