「ウンギョ 青い蜜」
おじいさんが女子高生に恋をするお話。
詩人で文学者のおじいさんと、そのおじいさんを慕い世話をする青年と、近所に住む女子高生の三人が主な登場人物です。
若さに対する妬みだとか、才能に対する嫉みだとか、とにかく嫉妬が悪い方へ悪い方へと向かっていきます。
おじいさんが勝手に恋をしているだけで、女子高生の方は、おじいさんが自分に恋をしているなど微塵も感じていないところがまた切ないんです。おじいさんはおじいさんなんですね。
おじいさんの中身は特殊メイクをした30代のパク・ヘイルが入っているとわかった上で見ているので美しく見れますが、キム・ギドク監督の「弓」みたいに、ホンモノのおじいさんが少女に恋をしていたのなら、ちょっと引いてたかもしれません。笑
まぁ「弓」みたいに本気で少女に手を出そうとする訳でなく、こちらは妄想恋愛に留めるインテリ派おじいさんです。
ヒロインは、凄く美人という訳でもなく、くっきり一重の涼し気な雰囲気で、美人に見えるときとそうでない時の振り幅がまた凄いんです！手足の長さと神秘的な顔立ちがとっても魅力的で眩しかったです。
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