雨のなまえ

2014年3月28日 読書
安定の面白さでいつもいっきに読めてしまう窪美澄さんの短編集です。
「雨のなまえ」
妻の妊娠中、逃げるように浮気をする男。パート先のアルバイト学生に焦がれる中年の主婦。不釣り合いな美しい女と結婚したサラリーマン。幼なじみの少女の死を引きずり続ける中学教師。まだ小さな息子とふたりで生きることを決めた女。満たされない思い。逃げ出したくなるような現実。殺伐としたこの日常を生きるすべての人に―。いまエンタメ界最注目の著者が描く、ヒリヒリするほど生々しい五人の物語。(Amazonより)

外は雨なのに、本当にこんなに悲しい悲しい事ばかり辛い辛いよ。
口の中がコンクリート味だよ。
辛いけどぐいぐい読んでしまう魅力です。笑
特にインパクトがあったのは、不釣り合いな美しい女性と結婚したお話「雷放電」。こんなに持ち上げられて、叩きつけられるなんて。ひどい。ひどいよ。
まるで、国盗りゲームで東北までいったのに最後にガイコツが出たような気持ちになりました。
ダーダーダーダー♩ダダ ダダダダダー♩ですよ!
誰かわかって下さい。この気持ち。
もしも、わかってくれるのなら「あたり」じゃなくてもボンタンアメ差し上げます。

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