「マイ・ライフ・メモリー 」

マット・ディロン目当てで観ました。
ジャケットだけ見ると、ざっくりですが希望の光がキラリと美しいお話みたいなイメージでしたが...。違いました。

ナオミ・ワッツがヒロインですが、とにかく環境が良くないんです。

元夫→働かないDV男で、ヤクの売買(ノーマン・リーダス)

今彼→車椅子生活で職がなく、キレやすくアル中(マット・ディロン)

母親→アル中

そんな今彼を支える為にコンビニで働きますが、店長がセクハラでパワハラ。
せめてブルーバレンタインみたいに凄く幸せな時があったよみたいな映像でもあればお話の波に乗れそうなんですが、ずっと不幸なんです。負のスパイラル炸裂です。
元夫が酷すぎて感覚がおかしくなっていて、今彼は暴力をふるわないからいい男みたいになっている始末。
子供を身ごもっても気軽に産婦人科にも行けない貧困さに、嬉しい事と悲しい事は、お金ひとつで表裏一体なんだなと思いました。
妥協を繰り返しながら出口のない黒い空間をさまよい続けているようでした。
後足の悪さにディズニープリンセスでも観たい気分になりました。笑

ストーリーは終始重いですが、マット・ディロンのダメ男っぷりがリアルで良かったです。

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