ネタバレしてます。
「タクシードライバー」
先日鑑賞した「ぼくとアールと彼女のさよなら」の監督が、とにかくスコセッシ!スコセッシ!スコセッシ!とスコセッシ大好きだったもので、久しぶりに「タクシードライバー」でも見たいなと思っていたら、BSでうまいタイミングで放送があり、久しぶりに鑑賞しました。
初めて見たときはレンタルビデオで中学生の頃です。
名作と呼ばれていた事と、やけにムーディーなオープニングの映像と音楽にドキドキしながら見始めました。凄くクールな主役なのかな?と更にドキドキ。ポスターだけしか情報がなかったですから。
ですが、ですが....。
ストーリーは、モテない男の人がワァーってなって、ギャーー!!
え?何してるん?殺すの?誰にもそんなこと求めてないし、頼んでないしと、ただただ主人公のトラビスの奇行に恐怖と嫌悪感しかありませんでした。
むちゃくちゃ気持ち悪いし本当にゾッとしました。
ないわーって思ってたくらいです。笑
今回改めて鑑賞した「タクシードライバー」ですが、イメージが変わりました。
あれ?トラビスってモテない人だったよね?勘違いかな?とおもうくらい憧れのマドンナに物怖じする事もなく積極的なんです。多少強引ではあるものの、女性ならこんな誘い方好きな人多いよね?って思えるぐらい自信たっぷりなんですね。
カフェに彼女を誘って「ブラックコーヒーにアップルパイなかなか渋い選択だ」と自画自賛しながらも、ブラックコーヒーにジョリジョリやん!ってぐらい砂糖入れてるんですけど、これはこれで母性本能くすぐるキュートさなんです。
上手くリードして、プレゼントもリサーチして、あれ?めちゃくちゃモテる人の行動なのになぜ?フラれてしまったんだろうと考えても思い出せませんでした。
なぜでしょうか?
答えは、デートで選択した映画をミスったからでした。笑
デート映画にポルノ選んでるし...。
彼女に呆れられ、階段を転げ落ちるように嫌われていったのでした。
こじらせてからが、またややこしい。
彼女に無視され続けた結果、彼女の会社にまで乗り込んで「死んでしまえー」みたいな事を言い出す始末。
昔は、こういう部分に嫌悪感を持っていたのだろうなと思い出してきました。
ですが、今は彼女に嫌われた理由がわからないトラビスに同情するような気持ちで見てしまいました。
アイリス(ジョディ・フォスター)のパートも、女心がわからないなりのトラビスなりの哲学がカッコイイとさえ思ってさえしまいました。
気がついたらトラビスを応援している自分がいました。
ラストは起死回生で女性を追いかける側から、追いかけられる立場にまでに逆転したトラビスに拍手したくなりました。
気持ち悪いと思っていた映画でしたが、すっかり大好きになってしまいました。
明日から、スコセッシ監督×遠藤周作原作の「沈黙」がいよいよ公開ですね。
また近いうちに劇場で鑑賞できたらと思います。
「タクシードライバー」
先日鑑賞した「ぼくとアールと彼女のさよなら」の監督が、とにかくスコセッシ!スコセッシ!スコセッシ!とスコセッシ大好きだったもので、久しぶりに「タクシードライバー」でも見たいなと思っていたら、BSでうまいタイミングで放送があり、久しぶりに鑑賞しました。
初めて見たときはレンタルビデオで中学生の頃です。
名作と呼ばれていた事と、やけにムーディーなオープニングの映像と音楽にドキドキしながら見始めました。凄くクールな主役なのかな?と更にドキドキ。ポスターだけしか情報がなかったですから。
ですが、ですが....。
ストーリーは、モテない男の人がワァーってなって、ギャーー!!
え?何してるん?殺すの?誰にもそんなこと求めてないし、頼んでないしと、ただただ主人公のトラビスの奇行に恐怖と嫌悪感しかありませんでした。
むちゃくちゃ気持ち悪いし本当にゾッとしました。
ないわーって思ってたくらいです。笑
今回改めて鑑賞した「タクシードライバー」ですが、イメージが変わりました。
あれ?トラビスってモテない人だったよね?勘違いかな?とおもうくらい憧れのマドンナに物怖じする事もなく積極的なんです。多少強引ではあるものの、女性ならこんな誘い方好きな人多いよね?って思えるぐらい自信たっぷりなんですね。
カフェに彼女を誘って「ブラックコーヒーにアップルパイなかなか渋い選択だ」と自画自賛しながらも、ブラックコーヒーにジョリジョリやん!ってぐらい砂糖入れてるんですけど、これはこれで母性本能くすぐるキュートさなんです。
上手くリードして、プレゼントもリサーチして、あれ?めちゃくちゃモテる人の行動なのになぜ?フラれてしまったんだろうと考えても思い出せませんでした。
なぜでしょうか?
答えは、デートで選択した映画をミスったからでした。笑
デート映画にポルノ選んでるし...。
彼女に呆れられ、階段を転げ落ちるように嫌われていったのでした。
こじらせてからが、またややこしい。
彼女に無視され続けた結果、彼女の会社にまで乗り込んで「死んでしまえー」みたいな事を言い出す始末。
昔は、こういう部分に嫌悪感を持っていたのだろうなと思い出してきました。
ですが、今は彼女に嫌われた理由がわからないトラビスに同情するような気持ちで見てしまいました。
アイリス(ジョディ・フォスター)のパートも、女心がわからないなりのトラビスなりの哲学がカッコイイとさえ思ってさえしまいました。
気がついたらトラビスを応援している自分がいました。
ラストは起死回生で女性を追いかける側から、追いかけられる立場にまでに逆転したトラビスに拍手したくなりました。
気持ち悪いと思っていた映画でしたが、すっかり大好きになってしまいました。
明日から、スコセッシ監督×遠藤周作原作の「沈黙」がいよいよ公開ですね。
また近いうちに劇場で鑑賞できたらと思います。
コメント