ヒメアノ〜ル

2016年7月7日 映画
ヒメアノ〜ル
笹の葉サラサラ。
髪の毛もできる事ならサラサラがいいな〜。
美容院へ。お昼間に人に頭を洗ってもらえるなんて、なんて幸せなんだろうかと毎回思います。
天満橋での七夕のイベントまで外にいようかと思ったのですが、あまりの暑さに映画館に駆け込みました。

最近、身の毛もよだつような恐ろしいニュースが多いですが、こちらもゾッとするような映画です。
「ヒメアノ〜ル」

「純喫茶磯辺」「さんかく」等の吉田恵輔監督作品です。
好きなんですよね〜。

今までは、人の恥ずかしいところをチクチク攻めてくるような喜劇的な作品が多いように思えましたが、今回は哀しい部分をズキズキえぐってくるような悲劇でした。
原作は古谷実さんのコミックで、過去に読みましたが、キャラもイメージしていたようなキャストではありませんでしたし、ストーリーもやや違う⁈コミックはうろ覚えなんですが、映画は映画として、かなり吉田恵輔節が炸裂していて魅力的でした。

前半と後半はまるで違う作品のようで、タイトルが入った後半からは嫌な予感がギュンギュンしまくります。
前半のラブコメだけずっと見ていても、きっと満足できるような仕上がりなんですが、攻めの後半の恐ろしい事...。
一作品で二度美味しいといいますか、前半があったからより哀しいといいますか、どちらにしても二倍得した気分です。

主役の森田剛さん、濱田岳さんのセリフや言い回しも、適度な間があるんですが、間があるからより惹きつけられるといいますか、存在感が際立つといいましょうか。
森田剛さんの気の抜けたような演技が絶妙な怖さです。
ムロツヨシさんも、凄くいい味ですぎてます。
飽きる事なく最後までハラハラさせてもらいました。
ごく普通に生きようとしても、変な人に目をつけられたら人生オシマイなんですね。

「ヒメアノ〜ル」予告
http://www.youtube.com/watch?v=bFgLQGyKn9I

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