「臣女(おみおんな)」 吉村萬壱
夫の浮気を知った妻が、ストレスから巨大化していくお話。
一見するとお笑いとも思えそうなストーリーなんですが、描写が匠でどんどん世界に引き込まれていきます。
下の世話のシーンなんて、ウッとくるくらい丁寧でリアルです。笑
万人受けするような作家さんではない気がしますが、私は好きです。
吉村萬壱さんは、やっぱり天才なんでしょうね。
妻の介護やら家事をこなしながらも、結局は自分の事しか考えられない主人公。
欲望と情熱と諦めと怒り、傲慢さとずるさに愛、様々な念が詰まった一冊。
時の流れは残酷で、女性は偉大なり。
妻が大きくなっていく。骨を軋ませ、糞尿を垂れ流し、不明瞭な言葉を発しながら。周りには我が家を監視する隣人、私事を詮索してくる同僚、言葉で殺そうとする母……。
助けは、要らない。
ひとりで介護をこなす夫の極限の日々が始まった。(Amazonさんより)
夫の浮気を知った妻が、ストレスから巨大化していくお話。
一見するとお笑いとも思えそうなストーリーなんですが、描写が匠でどんどん世界に引き込まれていきます。
下の世話のシーンなんて、ウッとくるくらい丁寧でリアルです。笑
万人受けするような作家さんではない気がしますが、私は好きです。
吉村萬壱さんは、やっぱり天才なんでしょうね。
妻の介護やら家事をこなしながらも、結局は自分の事しか考えられない主人公。
欲望と情熱と諦めと怒り、傲慢さとずるさに愛、様々な念が詰まった一冊。
時の流れは残酷で、女性は偉大なり。
コメント