セデック・バレ

2014年8月23日 映画
またまた台湾映画を。
「セデック・バレ 」
第一部:太陽旗/第二部:虹の橋
一部、二部と合わせて4時間半越えの超大作でした。
1930年代に日本統治下の台湾・南投県で起こった、台湾先住民・賽德克(セデック)族による抗日暴動「霧社事件」を、憎しみや恨み、親愛、苦悩、葛藤などさまざまな感情の交錯をまじえながら描く。第1部「太陽旗」は、日本の統治下で独自の文化をないがしろにされ、苦しい生活を強いられてきたセデックの人々が、ある事件をきっかけに部族の誇りをかけ武装蜂起するまでが描かれる。セデック族のあいだで「死後に渡る」と信じられてきた虹の橋を象徴とする第2部「彩虹橋」では、蜂起したセデック族に対する日本の警察および軍部の報復、セデックの人々を襲う悲劇と多大な犠牲が生々しく描かれていく。
(Amazonさんより)

この映画は史実に基づき「霧社事件」を脚色したお話です。
台湾の人って、どうしてこんなに優しくて親切なんだろう?とルーツを探ると、日清戦争があり、そしてその後の霧社事件があります。
霧社事件と言われても、勉強不足で全くぱっとしませんでしたが、この映画で理解する事ができました。
反日映画という事ではなく、お互いの目線から丁寧に描かれています。
異文化の衝突と理解しようという気持ちが、時に歯がゆく、時に哀しい作品でした。
セデック族の頭目役の方は、ベテランかと思いきや51歳でデビューされたようです。凄い目ヂカラと漢気でした。歌声も良かったです。
セデック族役の役者さん達は独特の彫り深かっこいい顔立ちでした。時に佐藤浩市さんや坂口憲二さんに見えました。笑
ビビアン・スーさんも出演されていたり、日本人では、安藤政信さんの名演技にも魅せられました。
台湾と日本の歴史を知る事ができる映画です。
熱い大作でした。

☆『セデック・バレ』予告編
http://www.youtube.com/watch?v=g5W-PJABiQQ

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