ラブボール

2014年7月8日 読書
勝手な想像で文章とかネタは竹若さんかと思っていました。
バッファロー吾郎•木村さんの処女小説。
「ラブボール」 木村明浩
木村さんといえば藤子不二雄先生に憧れて、バッファロー吾郎Aに改名されたんでしたよね。竹若さんは、そのままですが。笑

超青春小説でした。
ラブボールとは何?なんだかちょっといやらしい想像をしてしまいました。笑
ラブボールとはラグビーに似た架空の小説の中でのスポーツなんですけれど、このラブボールを巡って、はちきれんばかりの青春劇が繰り広げられます。
小ネタがたくさんちりばめられています。
「CR華原朋美とみなしごハッチ」とか...。あぁ、知らない自分がなんだか悔しいなぁって思ったり。笑
思春期の女の子は男でコロコロ変わる。
彼氏がヤンキーならいきなり髪を茶髪にして派手な大きめのトレーナーを着るし、今まで野球なんてまったく興味のなかった女の子が、好きな男がプロ野球好きというだけですぐに男の応援するチームの控えのキャッチャーの名前と背番号まで覚える。
女はそういうバカな生き物だ。

女は男でコロコロ変わるバカな生き物だ。
だが男はそれ以上に愚かだ。そう思った。
(本文より)
やるせなさであったり、時に自虐的であったり、若さゆえの底知れぬパワーが溢れたり、青春あるあるの詰まった愛ある一冊でした。

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