夢売るふたり

2014年7月3日 映画
これ凄かったですね。面白かったです!
「夢売るふたり」

こじんまりと小料理店を営んでいた貫也(阿部サダヲ)と里子(松たか子)夫妻。ある日、突然の火事に見舞われてお店を失ってしまいます。
そこから二人は結婚詐欺をすることになり、そのお金で新しいお店の計画を立てますが・・・。

結婚後の悲しいお話として「ブルーバレンタイン」がありますが、それを上回る悲しさでした。火事が引き金になりましたが、悲しいのは家事ではないんです。二人の関係が悲しいです。

女性ならきっと里子(松たか子)の気持ちに気が付くと思うんですが、貫也(阿部サダヲ)は、ちっとも気が付いていないというこの恐ろしさ。
そういう時に遠い目になる里子(松たか子)見ていて、何度もわかるわ~。ってなりました。
人生で何度こういう遠い目になったことでしょうか。笑

里子(松たか子)が貫也(阿部サダヲ)の浮気を知ってから、パンを食べるシーンがあるのですが、これこそTHEやけ食い!漫画みたいでした。笑

見切ったハズなのに心のどこかで見切りきれていない男性との付き合い方が結婚詐欺というカタチになります。
里子(松たか子)指導の下で貫也(阿部サダヲ)が結婚詐欺をする事になります。
はじめは、貫也(阿部サダヲ)が結婚詐欺って、本当に?!って思っていたのですが、凄く男前でもなくて、マメで優しくて時に男気のある貫也(阿部サダヲ)を見ていると、本当にいたらモテるのがわかる気がします。まぁもちろん女ゴコロのわかる里子(松たか子)の指導があってこそですが。
ここまで指導されているのに里子(松たか子)の気持ちがわからない貫也(阿部サダヲ)。
これがまた悲しいんです。
騙している女性にじゃなくて、似たような事を里子(松たか子)に言ってあげてよ~!ってなります。
こっちは、志村うしろ!うしろ!状態ですよ。笑

心に刺さりすぎました。

ご覧になられていない方は、この夏にこそどうぞ。
どんなホラーよりもきっと怖いと思います。笑

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