賛否両論の作品で躊躇していましたが、マイケル・ファスベンダー見たさで。
以下ネタバレしてます。
「悪の法則」
観終わった瞬間に、やられたーーー!!と思いました。
何気にだらだらと観ていた前半部分ですが、実は警告であったり諭しであった訳です。物語が終わってから沸々と活きてくる言葉、弁護士さん(マイケル・ファスベンダー)と宝石商との会話にしても「あなたが思っている以上に女性は勇敢である。」「愛する者を宝石で飾る者は命のはかなさを知り、それを賞賛することです。」あ~そういえば、言われていたのに!って最後に気づきました。
そして、キャメロン・ディアス(マルキナ)の悪女っぷりハマってました。
画面にはチーターが度々登場し、キャメロン・ディアス(マルキナ)はチーターの優雅なハンティング姿を称賛していますが、彼女の体に入っているタトゥーはチーター柄ではなく、ヒョウ柄なのです!
チーターはファミリーの群れて行動し、ハンティング能力には長けているものの、自分の狩った獲物しか食べる事のできません。
一方ヒョウは単独で行動し、木登りが得意で、木の上で休憩したり優雅に過ごすことができ、他の肉食動物が狩ってきたものも食す事ができ、且つ数日に分けて食す事もできるんです。そしてキリスト教でのヒョウは人々を導く伝道者の象徴とも言われています。
この映画にとっての「チーター」という表現は「有能な小間使い」という意味合いでのメタファーだと思うんです。
キャメロン・ディアス(マルキナ)を木登りの得意なヒョウに置き換えると、冒頭でハビエル・バルデム(ライナー)より高い位置、車の上に載って獲物を双眼鏡で観察するシーンや、フェラーリでのシーンの意味は、まさにそういう意味合いなのでは?と考えてしまいます。
またボリートという首をじわじわ切断する恐ろしい装置が登場しますが、これはチーターが獲物を狩る時と同じなんです。近距離まで忍び寄ってから喉に5分程噛みついて頸動脈を切って窒息死させるんです!
一見するとチーターもヒョウ(悪人たち)は同じネコ科動物で似ていて区別がつきにくいけれど、チーター(小間使いのブラピたち)とヒョウ(キャメロン・ディアス)の素性は全く違うんだよと言われているように感じました。
こういった事をイメージするとキャメロンディアスの最後の一言にも大変深みが増しますし、ゾクゾクしました。
特にマイケル・ファスベンダーの泣きの演技とキャメロン・ディアスの妖艶な悪女っぷりはお見事でした。
何も感じない人には、ただ豪華キャストが通り過ぎていくだけの映画かもしれませんが、気になる人にとっては、あの時のあの言葉はこうだったの?なんて、何度も繰り返して確認したくなるような面白さがある映画なんだと思います。
私は、後からジワジワきましたよ!
日本人にとってのチーターは「3歩進んで2歩下がる」という意味合いでのメタファー? えっ、それはチータ?!
そんな訳で、悪に心を奪われないように地道にコツコツいきましょう。笑
以下ネタバレしてます。
「悪の法則」
観終わった瞬間に、やられたーーー!!と思いました。
何気にだらだらと観ていた前半部分ですが、実は警告であったり諭しであった訳です。物語が終わってから沸々と活きてくる言葉、弁護士さん(マイケル・ファスベンダー)と宝石商との会話にしても「あなたが思っている以上に女性は勇敢である。」「愛する者を宝石で飾る者は命のはかなさを知り、それを賞賛することです。」あ~そういえば、言われていたのに!って最後に気づきました。
そして、キャメロン・ディアス(マルキナ)の悪女っぷりハマってました。
画面にはチーターが度々登場し、キャメロン・ディアス(マルキナ)はチーターの優雅なハンティング姿を称賛していますが、彼女の体に入っているタトゥーはチーター柄ではなく、ヒョウ柄なのです!
チーターはファミリーの群れて行動し、ハンティング能力には長けているものの、自分の狩った獲物しか食べる事のできません。
一方ヒョウは単独で行動し、木登りが得意で、木の上で休憩したり優雅に過ごすことができ、他の肉食動物が狩ってきたものも食す事ができ、且つ数日に分けて食す事もできるんです。そしてキリスト教でのヒョウは人々を導く伝道者の象徴とも言われています。
この映画にとっての「チーター」という表現は「有能な小間使い」という意味合いでのメタファーだと思うんです。
キャメロン・ディアス(マルキナ)を木登りの得意なヒョウに置き換えると、冒頭でハビエル・バルデム(ライナー)より高い位置、車の上に載って獲物を双眼鏡で観察するシーンや、フェラーリでのシーンの意味は、まさにそういう意味合いなのでは?と考えてしまいます。
またボリートという首をじわじわ切断する恐ろしい装置が登場しますが、これはチーターが獲物を狩る時と同じなんです。近距離まで忍び寄ってから喉に5分程噛みついて頸動脈を切って窒息死させるんです!
一見するとチーターもヒョウ(悪人たち)は同じネコ科動物で似ていて区別がつきにくいけれど、チーター(小間使いのブラピたち)とヒョウ(キャメロン・ディアス)の素性は全く違うんだよと言われているように感じました。
こういった事をイメージするとキャメロンディアスの最後の一言にも大変深みが増しますし、ゾクゾクしました。
特にマイケル・ファスベンダーの泣きの演技とキャメロン・ディアスの妖艶な悪女っぷりはお見事でした。
何も感じない人には、ただ豪華キャストが通り過ぎていくだけの映画かもしれませんが、気になる人にとっては、あの時のあの言葉はこうだったの?なんて、何度も繰り返して確認したくなるような面白さがある映画なんだと思います。
私は、後からジワジワきましたよ!
日本人にとってのチーターは「3歩進んで2歩下がる」という意味合いでのメタファー? えっ、それはチータ?!
そんな訳で、悪に心を奪われないように地道にコツコツいきましょう。笑
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