神田川ダッシュ

2014年4月24日 日常
手を滑らせてコップをシンクに落としてしまいました。
割れませんでした。ヨカッタ!

お皿やコップを割るというこの手の事で、今まで母親に叱られた事がないまま私は大人になりました。

母は叱るどころか、「大丈夫?怪我してない?」とここまではいいのですが、「ちょうどそのお皿古かったし、買い換えようと思っててん。ラッキー。」みたいな事を私に言ってくるんです。
嘘をつくのが大変下手な母親でして、無理してる感じが子どもだった私にもギュンギュン伝わってくる訳です。笑
「しっかりしいや」とか「ぼっーとしてるからやで」とか軽い叱りを入れてくれれば少し気持ちも楽なのになぁとか子どもながらに思っていたんです。

優しい嘘と気遣いが痛くて痛くて仕方ないんです。

ただ あなたの 優しさ~が 怖かった♪

まさに神田川状態です。
そして、この類の気遣いと優しさが非常に怖い私は、「ごめんなさーい!」って叫びながら走ってその場を逃げ出したくなります。
こういった気持ちになる事を「神田川ダッシュ」 と名付けておりますが、この「神田川ダッシュ」 を感じるのは親子関係だけではありません。時に恋人、時に先輩、時に友人だったりします。

こんな時にハグの一つでもして「ありがとう」と言えればどんなに良いかと思いますが、私にはハードルが高すぎてとてもできそうにありません。

少し前にもこの「神田川ダッシュ」を経験しました。
優しさに胸痛でした。

ただ あなたの 優しさ~が 怖かった♪

☆「神田川」 かぐや姫
http://www.youtube.com/watch?v=ctd6IUOQEY0

ちなみに「神田川」という歌は、女性目線の歌だと長らく思っていたのですが、男性目線の歌という事みたいですね。
洗い髪が芯まで冷えたのは男性?って思ったのですが、時代は4畳半フォークブームの真っ最中、男性も長髪だった訳です。笑
よく考えてみると普通は女性の方がお風呂が長いですよね。当時はサウナなんてなかったでしょうし。
男性目線だと、優しい君と一緒にいると、しなくちゃいけない信念も揺るいでしまって家庭に丸くおさまってしまいそうで怖いという解釈もできますし、女性目線ですと、優しいあなたとの幸せがいつかなくなってしまうのかと思うと怖いという解釈もできますね。
どちらの解釈が正しいのかわかりませんが、目線を変えれば二通り楽しめて面白いですね。
色々な説がございますが、結局は南こうせつ という事です。
もしも笑ってくれたら、ただあなたの優しさが怖いです。

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