泣きどころをチクチク突いてくるような映画でした。
「イカとクジラ」
作家である両親。専業主婦であった妻の方が有名になり、夫より稼ぐようになり、家庭のパワーバランスが崩れていきます。
別居する二人の家に曜日ごとに通う子供たち。次第に心が荒んでいきます。
言う事は正論だが、プライドが高くどこか心のない父。ハートはあるけれど自由に生きる母。
女性関係もどこか両親の不仲が頭にあり、うまくいかない長男(ジェシー・アイゼンバーグ)。
アルコールに手を出す次男。
タイトルの「イカとクジラ」ですが、長男が幼いころに母と見に行った博物館のダイオウイカとクジラが格闘する模型のことです。
幼い頃は怖くて観れなかったという事ですが、このイカとクジラの決闘をどこか自分の両親になぞらえており、少しずつ克服していきます。
低予算ながら、良質なシニカルコメディ。
男の子たちが成長していく過程が美しく、特に長男が毛嫌いしていた母親の気持ちを理解していこうとする過程は特に胸がズキズキしました。
ちなみにこの作品、ノア・ボーンバック監督の子どもの頃の実際の家庭での体験がベースとなっているそうです。
「イカとクジラ」
作家である両親。専業主婦であった妻の方が有名になり、夫より稼ぐようになり、家庭のパワーバランスが崩れていきます。
別居する二人の家に曜日ごとに通う子供たち。次第に心が荒んでいきます。
言う事は正論だが、プライドが高くどこか心のない父。ハートはあるけれど自由に生きる母。
女性関係もどこか両親の不仲が頭にあり、うまくいかない長男(ジェシー・アイゼンバーグ)。
アルコールに手を出す次男。
タイトルの「イカとクジラ」ですが、長男が幼いころに母と見に行った博物館のダイオウイカとクジラが格闘する模型のことです。
幼い頃は怖くて観れなかったという事ですが、このイカとクジラの決闘をどこか自分の両親になぞらえており、少しずつ克服していきます。
低予算ながら、良質なシニカルコメディ。
男の子たちが成長していく過程が美しく、特に長男が毛嫌いしていた母親の気持ちを理解していこうとする過程は特に胸がズキズキしました。
ちなみにこの作品、ノア・ボーンバック監督の子どもの頃の実際の家庭での体験がベースとなっているそうです。
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