先日「ラスト、コーション」を観て、またまたアン・リー監督の映画を観ました。
今更なんですが・・・。
「ブロークバック・マウンテン 」
2005年の映画です。
ゲイの二人の愛を20代~40代まで描いた作品です。
主演の二人、ヒース・レジャーとジェイク・ジレンホールなんですけれども、ヒースはバットマンのジョーカー役でしか観たことがなくて、こんなワイルドでいい声の俳優さんだったんですね。若くして残念でしたね。
ジェイクは、男気の中に時々のぞかせる乙女っぷりがなんともキュートな役でした。
ヒースの奥さん役をミシェル・ウィリアムズが演じていますが、ミシェルが幸せだった役をあまり見た事がありませんね・・・。この作品でもゲイの夫に悩まされる妻役です。

1963年の夏、ワイオミング州のブロークバック・マウンテンで二人の愛がはじまります。保守的なアメリカの西部と時代が時代なだけに、許されない二人の禁断の愛。
お互い女性と結婚をして子どもを授かるものの、定期的に会い続けます。

禁断だから続いたのか、定期的に会うだけだったから続いたのか?今の時代だったらどうだったのか?と色々頭を過りますが、全ての条件が重なった結果、二人の男性の情熱と深い悲しみが魅せてくれます。

私は女性なので、とても美しいお話に思えてしまいますが、(なんといっても男性同士の恋愛は完全に部外者なもので・・・)男性が観ると、どういう感想を持たれるのかなぁと思いました。
男性同士の恋愛も男女の恋愛も、肝心な軸の部分は同じなのだなぁって、色々置き換えて想像したりと楽しく観れました。

奥さんは、途中で夫がゲイである事に気が付くのですが、すぐに口にせず、悲しみを抑えて、耐えて耐えて、なんとかこっちを向いてくれないだろうかと、健気に振る舞い続けます。その姿勢にも、ぐっときました。

主演の二人の演技は、もちろん素晴らしかったです。
二人の結末はいかに。

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